2016年02月03日

福士加代子さん 独走Vでリオ五輪切符前進!

リオデジャネイロ五輪の代表選考を兼ねた大阪国際女子マラソンは1月31日、ヤンマースタジアム長居(大阪市)発着で行われ、福士加代子(ふくしかよこ)さん(33=ワコール)が日本陸連が定める派遣設定記録(2時間22分30秒)を上回る2時間22分17秒で独走優勝を飾りましたexclamation

福士さんは25キロ手前で単独トップに立つと、そのまま力強い走りを続けてゴール。13年の同大会以来3年ぶり2度目のマラソン優勝で、リオデジャネイロ五輪代表の座を確実にしましたグッド(上向き矢印)

レースは序盤からハイペースで進み、福士さんは重友梨佐さん(28=天満屋)、竹中理沙さん(26=資生堂)、K・チェピエゴさん(30=ケニア)とともに先頭集団をキープ。

15キロ付近で重友さんが遅れ、福士さんは25キロ手前で竹中さんとチェピエゴさんとの差を広げ、単独トップに立ちました。30キロでペースメーカーが外れても福士さんは力強い走りを続け、そのまま1着でゴールを果たしました。

お立ち台の福士さんは子供のようにはしゃぎ、「やったー、1等、やっと獲ったー。リオ決定だべ。よろしくお願いします」。
レース後のコメントがいつも話題になりますが、この日も底抜けに明るく振舞いましたわーい(嬉しい顔)

1月30日に放送されたテレビ番組では14年から昨年8月に合計3回、左右の足を骨折していたことを明かし、マラソンでの五輪挑戦は最後になると決意して臨んだ大会。

自己ベストを縮め、4度目の五輪で初となるマラソン代表の座をほぼ手中に収めたと言えるでしょうグッド(上向き矢印)
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2016/01/31/kiji/K20160131011955940.html


いつも明るく振舞い、ユニークな言動で周りを楽しませてくれる福士さんですが、今回の勝利にはどのような背景があったのか?また、リオデジャネイロ五輪では活躍できるのか?等、気になりましたので、早速、生年月日を調べてみました。

下図が、その命式となります(生時不明)。

s_fukushi_meishiki.png

一つ目の特徴としては、日干が「丁(ひのと)」となり、これは“陰の火”を表わします。具体的には、焚き火・ローソクの炎・灯火等の“人工の火”のことですひらめき

“慎重、理性、企画、計画”を司る星で、この日干の人は緻密な神経をもち常に冷静な判断が出来る人が多く、秘書や参謀などで非常に頭の切れる人によくある星です。

また、人間の文明が“火”を使うことによって発展してきたということから“文化・文明”の意味合いもあり、知性も高く、文化的なリーダーが多いのも特徴です。

わたしは、福士さんの場合、その明るさから「丙(ひのえ)」(これは“陽の火”で太陽を表わす)日干の人なのかと想像していましたが、そうではありませんでしたふらふら

ということは、あの“明るさ”は意図的にやっているものなのかもしれませんねわーい(嬉しい顔)


二つ目の特徴としては、日柱干支が「丁未(ひのとひつじ)」となり、これは別名“天河水(てんがすい)”といわれますが、天に流れる河である“天の川”の様な星という意味ですぴかぴか(新しい)

この納音は急速な発展がありますが、運の安定の為には、高望みをせずに、着実に地に足を着けた歩みをすべきだとされています。

女性も社会的に活躍する人もありますが、どうしても強すぎて家庭的には凶となるので、何事も控え目にする必要がありますバッド(下向き矢印)

また、同じ“天河水”でも剛の「丙午」に対して、「丁未」は柔であり、当たりが柔らかく、柔軟性があります。

この納音の人は物事に寛大で、男女とも慈悲の心が篤く、人望を得て世に出て成功する人が多いのですが、どうしても人生の波乱が多くなります。
若い時に苦労することもありますが、凶星に合わなければ中年より発展をしますグッド(上向き矢印)

この納音は良くも悪くも命式の中で吉星・凶星の影響を受けやすい星です。
それで、失敗があると大きく裏目に出てしまい、また職業の移転、住居の移転が多く、早婚であると失敗しやすいものです。

“天河水”は五行に火が固まってはならないとされ、また五行に火を抑える水がないと、この星は暴れてしまいます。

福士さんの場合、五行図の「水」のところに2つ星が出ていますので、バランスは良いと言えるでしょうが“みちのくの爆走娘”と呼ばれる所以は、ここにあるのかもしれませんわーい(嬉しい顔)


三つ目の特徴としては、月柱・時柱の天干星の並びが「偏官」・「正官」となり“官星”が2つ並んでいます。
この形式を当流派では、『官殺』あるいは『官から官』と呼んでいます。

“官星”が2つ以上並ぶ事によって、かえって社会性を表わす官位が尅されてしまいますので、社会的な問題が起こりやすい星で、性格は男性は男らしく責任感と正義感も強いのですが、カッときやすかったり、激情に走りやすい欠点がでますバッド(下向き矢印)

セルフコントロールを心懸ければ問題は押さえられますが、二階にあげられて梯子をはずされるような事がありますので、人に担ぎあげられた時には注意が必要です。

女性は社会性が強く職業婦人となり、また“官星”は夫をあらわすので、複数の夫という意味で、離婚再婚を繰り返す女性が多いのも特徴です。

また、ボーイッシュでカラッとしていて、めげない女性が多いものです。
すなわち、性格は男性的ということです。

さらには、福士さんの場合、月上天干星が「偏官」となりますから、こちらが“中心星”です。
“偏”には“動性・変化”の意味合いがあり、さらには“官星”がもともと“行動力”を表わしていますから「年中忙しく、じっとしてられない人」ということになります。

よって、“陸上競技”は打って付けということが出来るでしょうわーい(嬉しい顔)

s_fukushi_taiunn.png

上図は、福士さんの大運表となりますが“逆行・7年運”となっています。
(クリックで拡大)

2000年、福士さんは青森県立五所川原工業高等学校機械科を卒業後、ワコールに入社しました。

高校時代まではこれといった実績も無く、インターハイや国体でも決勝に辛うじて残る位でしたが、当時、駅伝の古豪だったワコールに入社してからは、トラックレースや駅伝などでメキメキと頭角を現し始めましたグッド(上向き矢印)

オリンピックには2004年アテネ大会・2008年北京大会・2012年ロンドン大会と、過去3大会連続で女子長距離種目で日本代表に選出されました。

また、2006年・ドーハアジア競技大会女子10000mでは金メダルを獲得。
2008年から挑戦し始めたマラソンでも、2013年、世界陸上モスクワ大会・女子マラソンでは銅メダルを獲得。さらに2013年・2016年の大阪国際女子マラソンで2度の優勝を果たしています。 

さらには今現在、3000メートル、5000メートル、ハーフマラソンで日本記録を保持している等、ほぼ順調に活躍されて来たわけですグッド(上向き矢印)

この期間の大運表を見てみますと、

1996〜2002年 「偏財・墓」
2003〜2009年 「正財・絶」
2010〜2016年 「食神・胎」

となり、『官殺(官から官)』の命式を持つ人にとっての好運気であったことが分かります。


そして今回、2016年1月31日の大阪国際女子マラソンだったわけです。

ここでひとつ御注意頂きたいのは、中国を発祥とする東洋の占いでは、年の区切り目を「立春」(2月4日頃)としていることですexclamation

ですので、福士さんの今大会時の運気は、大運「食神・胎」・流年「偏印・冠帯」ということになりこれは“倒食”の形式ということになります。

“倒食”は良い運気が長続きせず、人生ままならない中途挫折運的な形式となり、トラブルやアクシデントに見舞われ易くなるものですバッド(下向き矢印)

実際、2015年は3度も足の甲を疲労骨折したそうですが、これは“倒食”の影響といって良いでしょう。

その“倒食”期間中であるにも関わらず、日本陸連が定める派遣設定記録(2時間22分30秒)を上回る2時間22分17秒で独走優勝を飾ったということは、何らかの理由で、この日は“倒食”が解除されたものと思われます。

当流派で“倒食”解除の働きがあるとされているのは、

@旺相した財星(偏財ならばなお良い)
A天徳星(天徳貴人・天徳合)

ですが、解除された倒食は、かえって“生き馬の目を抜くような”発展をする場合も出てくると言われていますグッド(上向き矢印)

また、今大会に関して以下のようなエピソードを目にしました。

 大阪国際は過去3度走り、そのうち2回が五輪選考レースだった。ただしいずれも惨敗。ワコールの永山忠幸監督は12年を特に悔いていた。レース1週間前から食事が喉を通らず、スタミナ切れを起こした試合だった。

 「一番いい練習をしたのに負けた。福士の強化は食べることしかない」

 今季のマラソン練習期間中は、1食の米の量をこれまでの3倍にした。おおよそ1.5合。苦しみながら一日3食取ることでスタミナ切れを防ぎ、3000メートル、5000メートルの日本記録を持つ天性のスピードが開花した。この日の朝もどんぶりで食べた。優勝者は「こんなにおなかいっぱいでいいのかな」と笑った。


これは、「食神」⇒“食べる神様の星”⇒“飲食”との関連性⇒“倒食”の可能性、を暗示しているものとも思われ、やはり四柱推命の不思議さ、奥深さというものを感じずにはいられませんたらーっ(汗)

今回なぜ“倒食”が解除されたのかは、福士さんの生時が不明な事などから分かりかねますが、もしかすると“たくさん食べること”が効果があったのかもしれませんねわーい(嬉しい顔)

これは、今後の検証課題かもしれませんが・・・。


さて次は、気になる福士さんのオリンピック・イヤーでもある2016年の運気ですが、

大運「食神・胎」
流年「劫財・沐浴」

となります。

当流派では、「食神」と「劫財」が並ぶ形式を“劫達(ごうたつ)の命”正式には“劫財特達(ごうざいとくたつ)の命”と呼んでいます。

この並びは、大人しいが財を生み出す潜在能力を持つ「食神」と、大胆さや豪快さ、積極性はあるが、財を尅して流しやすい「劫財」が出会うことによって、互いにその欠点を補って、互いの長所を引き出すという働きがありますグッド(上向き矢印)

特殊な財に恵まれるという意味合いがあり、宝くじに当たったり、思わぬ遺産が転がり込んだりということがあります。また、援助者にも恵まれるという意味もある星で、何かと悪運が強くなります。

ただ、一種の“ギャンブラー的”な星ですから、結果も両極端となりますふらふら
マラソン競技で言えば、“金メダル”か“リタイア(あるいは入賞圏外)”か、という感じでしょうか?

先に、福士さんの大運の推移を見てみましたが、2016年は「食神・胎」の最後の年です。

2017年からの「傷官・養」は、『官殺(官から官)』の命式を持つ人にとって、ちょっと厳しいものが予想されますので、福士さんご自身も言われているように「今回が五輪のラストチャンス」となると思われます。

一発勝負に出れば、“金メダル”も夢ではない運気だと思いますので、是非とも頑張って頂きたいものですわーい(嬉しい顔)

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posted by 田島明徳 at 18:43| Comment(0) | 四柱推命鑑定例

2016年01月01日

2016年、明けましておめでとうございます

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新年明けましておめでとうございます。

旧年中は格別のご愛顧をいただき、誠にありがとうございました。

本年も、皆様のさらなるご発展、あるいは問題解決の為に、お役に立てるよう努力して参りますので、よろしくお願い致します。



今年(2016年)は閏年でもあり、第31回夏季オリンピック(リオデジャネイロ)が開催される年でもありますexclamation

ところで、本年は「申(さる)年」であることは皆さんご存知だと思いますが、干支で言いますと「丙申(ひのえさる)」の年となります。

「丙申」は六十干支の33番目の干支ですが、以下のような特徴があります。

@陰陽:陽(+)

A五行:火(天干)−金(地支)/火尅金

B種類:蓋頭干支(天干が地支を剋する関係)
〔天干星が強く(悪く)働く事が多い。吉天干星ならば吉性を失い、凶天干星ならば凶性が増す。〕

C十二運:病

D納音:山下火(音律:徴、納音五行:火)

E納音十二運:自病

F空亡:辰巳

G羊刃:午

鋭い勘と閃き、素早い行動力をもった星ですグッド(上向き矢印)

明朗で割り切った考え方をするので、一見クールなように見えますが、内面に感激性と情熱をもっています。

また、移り気で短気なのが欠点ですバッド(下向き矢印)

理想に走り、実力もないのに煽てられて高慢となり、我欲を先に出しては失敗します。
とにかく軽率な言行は慎まなければなりませんあせあせ(飛び散る汗)

まず我が欠点を直して、自分の実力を磨き蓄え、その範囲で、善を積み、精神を一つに定めて、七転び八起きしながらも働くときは、人望も高まり地位名誉も昇り、財富も庫に満つること必定です。

急病あるいは事故による変死なども起りやすく、常々行動に慎みが大切です。
病は“高血圧、眼病、肺、腎臓、下の病など”に注意が必要です。


特に、私は十二運・納音十二運ともに「病」となることから“健康問題”に焦点が当たる年になるだろうと思っています。

とにかく、「健康第一」で自身の“免疫力の強化”に、真剣に取り組むことが必要になってくるでしょうグッド(上向き矢印)

“免疫力の強化”で特に重要なのは、@体温UPA腸内環境の健全化です。

@に関しましては、「適度な運動をする」、「冷たいものを飲んだり食べたりしない」、「腹巻をする」等、特に内臓を冷やさないようにすることが肝心です。

Aに関しましては、「良質な発酵食品を摂取する」、「合成食品添加物を避ける」、「ビタミン・ミネラル・食物繊維が豊富な食品を摂取する」等が有効となります。

ビタミン・ミネラル・食物繊維が豊富な食品としては、私も毎日飲用して、非常に効果を実感している“あらびき茶”がお勧めです。




ここで一つご注意いただきたいのですが、四柱推命など中国を起源とする占いでは、立春(本年は2月4日)をもって新年としていることですexclamation

ですので、人間の運勢の転換点はあと一ヶ月位先になりますので、お間違えのないように。


しかし、何かしら時間の流れに区切りを付けて、目標・決意を新たにするということは良いことではないかと考えますグッド(上向き矢印)

さて昨年(2015年)は、一年の目標として、

東洋五術”における「卜(ぼく)」と「山(さん)」をより発展させて行き、皆様にご提供する一環として、

@「卜(ぼく)」に関して、「断易(五行易)」での運命改善法を導くということに関して、まだ足りない部分があるので、それを強化する。

A「山(さん)」に関して、気功法の「易筋経(えききんきょう」の簡単なテキストを作成する。

ということを掲げました。


@に関しましては、何名かのお客様に関して、断易による運命改善法をアドバイスさせて頂きました。

しかし、まだ事案が少なく、結果がフィードバックできていませんので、今後もっと事案を増やして行き「結果、どうなったか?」というところまで踏み込んで行けたらと思っています。

Aに関しましては、個人的な引越し作業等、野暮用が多かったため、まだ出来ていませんふらふら

本年中には、何とかご提供できるようにしたいと思いますので、今しばらくお待ち下さい。

また、ここの所「風水」に関するご相談も増えていますので、そちらも鋭意、勉強していきたいと思っていますグッド(上向き矢印)


以上、簡単ではありますが新年の決意・ご挨拶とさせて頂きたいと思います。
それでは、本年も引き続きよろしくお願い致しますわーい(嬉しい顔)


PS.日本の経済に関して「断易」で占ってみたところ、4月と10月は金融方面で若干、混乱が予想されるようです。取引量を少なくする等、警戒が必要かも知れません。

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タグ:日記 ご挨拶
posted by 田島明徳 at 00:00| Comment(0) | 日記

2015年09月25日

里田まいさん、第1子妊娠5カ月を発表!結婚4年目

以前、このブログでも取り上げました、現・ヤンキースの田中将大(たなか・まさひろ)投手(26)の妻である、タレントの里田まいさん(31)が6日、自身のブログを更新し、第1子を妊娠し5カ月に入ったことを発表したそうですexclamation

夫の田中投手もツイッターで、

「この度、私たち夫婦は、新たな命を授かりました。
現在妊娠5カ月で安定期に入りましたので、皆さまにご報告させていただきます。
日々成長していく愛おしい命を大切に、心身共に出産の準備をしていきたいと思っております。
どうか温かく見守っていただけたら、うれしいです。田中将大 里田まい」

と連名で報告したとのことムード

2人は2012年3月に結婚。結婚4年目で待望の子宝となりましたグッド(上向き矢印)
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2015/09/06/kiji/K20150906011078610.html


結婚後、主婦業を優先するため表立った芸能活動はセーブしているという里田さん。

2014年には田中投手のニューヨーク・ヤンキース移籍にともない、ニューヨークへ移住しているそうですグッド(上向き矢印)

そこで、今回の“おめでた”に関して、四柱推命的にはどのような背景があったのかと気に掛かり、早速、生年月日を調べてみました。
以下が、その命式です(生時不明)。

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里田まいさんの命式


一つ目の特徴としては、日柱天干が「壬(みずのえ)」となりますが、これは陽の水で“大河や大海”に譬えられます。

“水”には熱を冷ます働きがありますので、この気が多い場合、冷静沈着で“智恵”があると言われます。

流れてとどまらない強さを持つので、情熱的で競争心・決断力・勇気・統率力がありますグッド(上向き矢印)
しかし、一旦思い込んだら方針を変えない強い意志の持ち主ですので、偏向する傾向も見受けられます。

離婚率が一番高い日干です。また、何かと“水”には縁のある星で、水商売や夜のお仕事の人も多い干ですあせあせ(飛び散る汗)


二つ目の特徴としては、日柱干支が「壬戌(みずのえいぬ)」となり、これは別名“大海水(だいかいすい)”と言われています。

これは、正規五行と納音五行が共に“水”で、水の力が最大となり、これに比すべき水が他にないので“大海水”という名前が付きました。

六十干支の中で、「丙午(ひのえうま)」とともに最大の強運を持っている星なので、五行さえ安定しているならば、相当福分を強く受けて行きますグッド(上向き矢印)

性質も聡明で端正です。
十二運が「冠帯」となり納音の運も強いので、若い頃には苦労があっても中年以降に大きく発展します。


三つ目の特徴としては、月上天干星が「正財」となっていることです。

正財は“固定の財”を意味します。また、“優しさと家庭性”を表す星でもあります。
一生食べるのには困らない星で、サラリーマン的な生き方をする人が多い星です。

女性には良い星で、品の良さがあり、家庭的な面をもった良妻賢母型となりますグッド(上向き矢印)
また、宿命的に扶養の義務が発生しやすく、夫や舅姑に仕える立場に、立ちやすいものです。

ただし、正財が休囚(死・墓・絶)していると多少けちな面が出ます。


四つ目の特徴としては、年上天干星が「食神」、十二運が「帝旺」となっていることです。

「食神」は、衣食住を表す“福禄の星”ですぴかぴか(新しい)

“財”を生ずる星なので一生食べる事には困りません。月上「正財」との相性はバッチリです。

“優しさ”と“包容力”と“愛嬌”を表す星なので、平和主義者です。

しかし、「食神」は自分を表現することは基本的に下手で、鷹揚で何を考えているのか分からない所もありますが、人から愛される天性があります。
将に、芸能界(特にアイドル系)には打って付けと言えるでしょうグッド(上向き矢印)

ただし、里田さんの場合、この「食神」は“帝旺羊刃”となりますから“行き過ぎ・やり過ぎ”の傾向があります。
“色情”という意味合いも強くなりますので、男女の道を過って家庭を壊さないように注意して下さい。

また、美食家が多いので、肥満には注意が必要です。

s_satoda_taiunn.png

それでは次に、行運(巡り来る運)に関して看てみたいと思います。
上図は、里田さんの大運表となりますが“逆行・8年運”となっています。


2000年に、モーニング娘。第3次追加オーディションを受け最終選考の合宿審査まで残るが、高校進級の関係から辞退。

大運「傷官・衰」、流年「偏印・墓」の運気でしたが、これは、年上「食神」と“倒食”となっていますバッド(下向き矢印)


2001年の第4次追加オーディションも受けるが落選。その後、同年の秋に行われたカントリー娘。の追加オーディションに合格し、高校卒業直前となる2002年1月に加入しました(高校卒業後に正式加入)。

大運「傷官・衰」、流年「印綬・絶」の運気で“印綬傷官”的な運気で、芸能関連には良いと言えるでしょうグッド(上向き矢印)


デビュー後数年間は北海道河西郡中札内村に所在する花畑牧場で農業・酪農業をしながらハロー!プロジェクト(以下ハロプロ)関連イベントなどの限定された活動が続きました。

2002年「比肩・胎」・2003年「敗財・養」でまさに“冬の運気”。
この辺りの、影響で伸び悩んだ時期と言えるでしょうバッド(下向き矢印)

2004年「食神・長生」・2005年「傷官・沐浴」は“春の運気”に入り、徐々に上り調子に。


2006年7月12日に初出演したフジテレビのクイズバラエティ番組『クイズ!ヘキサゴンII』において、その珍解答ぶりが爆笑を呼んだ。その後、同番組の常連解答者となり『おバカタレント』の代表格としてバラエティ番組を中心に活動し、ブレイクへと繋がりました。

大運「傷官・衰」、流年「偏財・冠帯」で、好運気に入ったと言えますグッド(上向き矢印)
年上「食神・帝旺」の鷹揚さが、『おバカタレント』と呼ばれる原因になったのでしょうわーい(嬉しい顔)


2008年12月5日にブログ「里田まいの里田米」をスタート。

この年から、大運がチェンジ。大運「食神・帝旺」、流年「偏官・帝旺」で人気稼業にとっては、良い運気と言えるでしょうグッド(上向き矢印)

特に、「官星」は“仕事・社会活動”を意味しますが、女性にとっては“男性・夫”の意味もありますから、出会いに関しても多くなっていったはずです。


2009年3月にハロプロを卒業、翌月以降の所属ファンクラブは2010年3月までM-line clubとなりました(「音楽ガッタス」に内包)。

大運「食神・帝旺」、流年「正官・衰」。この年は、五行図において「官星」が太過していますので、田中投手との交際が始まった年かもしれません。


田中投手との交際は2010年11月に報道され、すぐに自身のブログにおいて報道が事実であることを認めています。

大運「食神・帝旺」、流年「偏印・病」で、“ダブル倒食”の運気になりますが、倒食には“侭ならない”意味がありますから、それほど順調な交際ではなかったのかも(?)しれませんねバッド(下向き矢印)

また、お相手が“倒食四柱”の持ち主ということを暗示しているとも言えます。


2012年1月26日、当時プロ野球・東北楽天ゴールデンイーグルスに所属していた投手・田中将大と結婚することを発表しましたムード

大運「食神・帝旺」、流年「印綬・死」の運気。「印星」は“事の結末・収穫”を意味しますから、今までの交際の“結果”が出たということですねグッド(上向き矢印)


2012年3月20日、田中投手のシーズン開幕を前に、正式に婚姻届を提出しました。

大運「食神・帝旺」、流年「比肩・墓」。流年があまり良くありませんが、“我が強く”なって踏ん切りが付いたということでしょう。


結婚後、主婦業を優先するため表立った芸能活動はセーブしており、2014年には田中投手のニューヨーク・ヤンキース移籍にともない、ニューヨークへ移住しました。

大運「食神・帝旺」、流年「食神・胎」。「財星」を中心星に持つ方にとっては、好運気と言えるでしょうグッド(上向き矢印)


そして今年、2015年9月6日、夫・田中との第1子妊娠を報告しました。

大運「食神・帝旺」、流年「傷官・養」。「食傷星」は女性にとっては、自分から生まれる星“子供”に相当しますから、将に子供を授かる運気と言えるでしょうグッド(上向き矢印)
五行図でも、「食傷星」が非常に多くなっています。

ただちょっと気になるのは、現在妊娠5ヶ月とのことで、昔から「十月十日(とつきとおか)」と言われているように妊娠期間は約10カ月間ですから、出産日が四柱推命における年の区切りである立春(2016年は2月4日)前後になると思われます。

2016年は、里田さんの大運が「食神・帝旺」から「敗財・建禄」にちょうど変わる年となっています。

さらにこの年は、流年が「偏財・長生」となり、大運「敗財」から“尅”を受けてあまり良い運気とは言えませんバッド(下向き矢印)

立春以降であると、母子どちらかの健康状態に何らかの障害が起こる可能性がありますので、立春前の出産が望まれるところです手(パー)

しかし、年支の「申」は里田さんにとっての“天徳星”でもあるので、救いはあると思われますが・・・。


以上、簡単に里田まいさんの命式を看て見ましたが、生時が不明ではあるものの、大方、その人柄・今までの人生を説明出来たのではないでしょうか?

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田中投手の命式

それでは次に、カップルなので、気になる相性も看て見ましょう手(グー)

明徳舎のHPにある「相性判断法」のページに則って、看てみたいと思います。


相性判断のポイント【1】 星の強弱に調和が取れているか

田中投手・里田さんともに命式的には(時柱が不明ですが)、星の強弱に調和が取れていると言えます。
ですので、その二人が結び付いた場合も、特に問題ないと言えるでしょう。


相性判断のポイント【2】 中心星同士の相性を看ます

時柱が不明の段階では、田中投手の中心星は「偏印」、里田さんの中心星は「正財」となり“相性が悪い並び”となりますバッド(下向き矢印)

しかし、田中投手の命式がもし“倒食解除型”であれば、中心星は「食神」となり、“相性の良い並び”となりますグッド(上向き矢印)


相性判断のポイント【3】 二人の日干の位置を看ます

田中投手の日干は「庚(かのえ)」、里田さんの日干は「壬(みずのえ)」で、日干の位置がずれているので、問題ないと言えるでしょうグッド(上向き矢印)


相性判断のポイント【4】 日干支同士の干合・支合を看ます

日干支同士の干合・支合はありません。


相性判断のポイント【5】 日支同士の冲・刑を看ます

二人の日支同士が冲(ちゅん)、または刑(けい)とはなっていないので、問題ありません。


相性判断のポイント【6】 二人の縁の深さを看ます

お互いの四柱干支間に出来る「干合・支合・三局」の数によって、二人の間にどれだけ縁があるかを判断します。

これがいくつ出来るかを看れば、どれだけの縁があるかが分かります。
世間一般に言う“運命の赤い糸”みたいなものです揺れるハート

男女の互いの命式の関係で、干合があると“精神的”な縁が深くなり、支合・三局があると“肉体的”な縁が深くなると言われています。

夫婦の場合は心身共に縁が深い方が良いので、互いの命式の関係で干合と支合(三局)の両方があった方が良いとされています。

干合・・・丁壬
支合・・・卯戌
三局・・・申子辰

と、時柱が不明な段階で、計三つありましたexclamation
基本的に三つ以上あれば、十分結婚に値するだけの縁があると判断します。

特に、三局は完全三局でかなり強力なので、お二人には非常に深い縁があると言えるでしょうグッド(上向き矢印)


以上、今回の“おめでた”報告の四柱推命的な背景と、さらには田中・里田夫妻の相性にまで範囲を拡げて看てみました手(グー)

里田さんには、是非とも、元気なお子さんを産んで頂きたいと思いますわーい(嬉しい顔)

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posted by 田島明徳 at 02:44| Comment(1) | 四柱推命鑑定例

2015年06月30日

俳優の榎木孝明さん、30日間の「不食」生活を達成

俳優の榎木孝明(えのき・たかあき)さん(59)が、5月20日から続けてきた30日間の「不食」を18日に終えましたexclamation

スポーツ報知の記者が、15日夜、インタビューに応じた榎木さんに、今回の思い切った行動を起こすきっかけや、体に及ぼしたさまざまな変化を聞いたそうです。
http://www.hochi.co.jp/entertainment/20150617-OHT1T50055.html

榎木さんは修行僧のような姿ではなく、痩せているものの元気で顔色も肌つやもいい。

「絶食、断食ではない。食べなくても生きられることを自分の体で科学的に調べてみたかった。不思議ですが一度も空腹感はない。心地良い満腹感に満たされているような。苦痛を探してもないんです」

この期間中、万が一に備え、専門家の指導を仰ぎ、都内の研究室に泊まり込み、ここから仕事へ。摂取は水のみ。血糖値や塩分対策で数度あめ玉を補給しただけという。

採血、検尿、心電図を毎日検査しているが異常はなく、9キロ減った体重はいま71キロをキープしている。

飽食の時代。04年ごろから「不食」本が注目され始めましたが、榎木さんは20代からインドを中心に一人旅を続け、飲まず食わずで帰国後、いつも体調が良くなっていることに着目。短期間の「不食」を何度も経験してきたそうです。

「食べないと死ぬ、という恐怖感が良くない」。スケジュールを調整し、1か月間の実験を敢行。さまざまな変化が起きたそうです。

「集中力が増し、本を読むスピードが格段に速くなった。睡眠も深くなり、4時間眠ればすっきり。腰痛も消えた。理由はまだ分からない。でも、眠っていた自浄作用が一斉に目覚めた感覚。運動時も胸式呼吸が腹式に。スタミナが増しました」

榎木さんは、この経験はあくまで個人の体験に基づくもので研究の第一歩だと強調。「これを強制するものではないし、私自身、食文化を否定しません」。

無事に「不食」を成功させると、2日後にはテレビの“食レポ”の仕事が待っている。


榎木さんといえば、武蔵野美術大学出身で絵画に造詣が深く、北海道美瑛町・大分県九重町・鹿児島市にアートギャラリーを持ち、画集を出版する程ですし、幼少時より習った、古武術の薩摩示現流(じげんりゅう)は玄人の域という、ちょっと変わった経歴を持つ俳優さんです。

さらには、榎木さんは芸能界きっての超能力者としても有名な不思議系俳優であり、過去に「オーラの泉」というテレビ番組に出演していた時も「天気くらいだったら、僕、変えられますけれど…」や「僕は、食べなければ何日食べなくてもいいです」などなど、いわゆる発言内容は完全に“常人の域”を超えていますたらーっ(汗)

オーラの泉(2008/04/19 榎木孝明)



また榎木さんは、facebookの投稿では次のようにも述べられており、今回のこの試みが興味本位の発想から出たものではなく、かなり深い意図を持って行われたことが分かります。

【少々変わり者であることの自覚はしていますが、有言実行は昔からの心情です。若い頃からのアジアの国々への一人旅、映画「半次郎」の制作、そして今回の「不食」等。“言うは易し、行うは難し”ですが言ったからには実行を伴わないと許せない性格は昔から変わりません。】

【賛否両論は初めからの覚悟の上で始めたことですから、真摯な気持ちで「不食」に取り組み受け止めようと思って来ました。
どうしても大きな表現になってしまいますが、人類が滅びない為の唯一の方法が、一人一人がエゴを捨てる事だと思います。そして自分が世の為、人の為、地球の為に何が出来るかを考えられた時、新たな未来が拓けるのだと思います。
「不食」とは、いわば意識を拡大する為の一つの方便です。これからも新たな常識を創り出す覚悟です。】
http://www.huffingtonpost.jp/2015/06/18/takaaki-enoki_n_7609298.html


そんな、不思議系人間の榎木さんですが、今回のこの「30日間の不食」の取り組みに関して、四柱推命的にはどのような背景があったのかと気に掛かり、早速、生年月日を調べてみました。

下図が、その命式となります(生時不明)。

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一つ目の特徴としては、日柱天干が「辛(かのと)」となりますが、これは陰の金で“砂金や宝石・貴金属”に譬えられますぴかぴか(新しい)

この日干は女性の場合、は宝飾関係が似合う方が多いようです。
辛抱の「辛」の字でもありますので、辛抱強く粘り強く人生を歩んでいる人も多くあります。しかし、少々神経質な面もあります。

周囲の影響を受けず、地道に我が道を歩む日干です。なかなかの耐久力を持ちます。

また、顔に余り喜怒哀楽の感情を表しませんので、何を考え・感じているのか周囲には分かり難い面があるようです。


二つ目の特徴としては、日柱干支が「辛未(かのとひつじ)」となり、これは別名“路傍土(ろぼうど)”と言われています。

この干支は、人生に無駄やむらが多く運命的に活気がなく発展がうすいと言われていますバッド(下向き矢印)
特に印星太過の場合、なかなか結婚もしないし、決断も出来ず時を失しやすいので、チャンスや運を逃してしまうこととなります。

せっかく運気が良くなろうとする時でも眺めているだけでチャンスを逃してしまいやすく、凶運の時もそれを避けて行く事をしないで、ただ真っ直ぐに歩いて、ひどい目に会ったりと、わびしく人生を終わりやすい干支です。

この“路傍土”の人は、積極的な生き方に変えて行くようにしないといけませんひらめき

また、日支が「衰」となりますから、内向的な傾向性があり、消極的で大きな事を嫌うものです。

あまり目立たず、迫力はありませんが、周囲に適応できる順応性は持っていますので、比較的愛される性格です。性格は淡泊で温和で、保守的な傾向があります。

職業はどちらかというと、学者、医師、技術方面に向いています。
女性には一番良いと言われていて、控えめで優しさがあり、主婦に向く性向があります。

幼少の頃は、独りで絵を書くのが好きで、目立たないおとなしい性格の泣き虫だったという榎木さんですが、そんな息子の軟弱さを許せなかった父親から厳しく鍛えられたということです。

そのひとつとして習った薩摩示現流という古武術は、玄人の域に達する程で、榎木さんの場合、これがかなり効を奏したと言えそうですグッド(上向き矢印)


三つ目の特徴としては、月上天干星が「印綬」、十二運が「長生」となっていることです。

「印綬」は“学問・芸能”を司り頭脳労働的な星で、才能で生きて行く人が多い星です。この星には古典芸能という意味もあり、伝統芸能的な職業に従事する人も多くいます。文芸ばかりでなく、相撲等もこの部類に入ります。

また、「印綬」は、こつこつと努力する星でもあり、人からの援助引き立てもあり、良き理解者に恵まれる吉星です。礼節を重んじ端正で上品な星でもあり人の信望が得られますぴかぴか(新しい)

「印綬」は歳を取る程よく働いてくる星ですが、口うるさくなるのが欠点なので、“話し上手より聞き上手”になる事を心がけることが大切です。

地支が旺相(長生・冠帯・建禄)していれば母の恩恵を受けて育ちます。
榎木さんの場合、かなり母親の恩恵が大きかったことが、伺えますグッド(上向き矢印)

月上に「印綬」がある場合、これは本来女性の星なので、女性にあれば良いけれども、男性の場合は迫力に欠け、官星や比肩星が弱ければ迷いの多い人生となってしまいます。


また、十二運の「長生」は、人の一生から見た場合には“子供が成長し背丈も伸びてくる”時期を表し、基本的な意味として“温和発展・長者の風”等があり、吉運・旺相運を表します。

若い時期、多少苦労があっても、中年以降、運気は大きく発展します。兄弟姉妹の関係も良く、強い結びつきです。

また、この「印綬」は「富貴学堂(ふうきがくどう)」ともなり、妨害する星がなければ、聡明で学業に秀で、世に出られる星で、かなりの吉星と言えるでしょうグッド(上向き矢印)


四つ目の特徴としては、年上天干星が「偏財」となっていることです。

偏財は“流動の財”を意味します。また、“優しさと家庭性”を表す星でもあります。

この星があると“理財と商才”の意味を持ち、人気運もありますが、「比肩」・「敗財」・「劫財」の類と並ぶと財運を壊すために、良くありません。

また、「偏財」は父をも表しますので、地支の強さによっても父親の強弱を判断する事も出来ます。
榎木さんの場合、「衰」となっているせいか、20歳の時に父親を肺癌で亡くされていますバッド(下向き矢印)

女性には良い星で家庭的な人が多く内助の功を表す良き妻となりますが、「比肩」・「敗財」・「劫財」の類と並ぶと家庭運・財運とも凶となってしまいます。

人情的な優しさを持つ星ですが、男性がこの星を持つと、「偏財」には“妾(めかけ)”という意味があるので色情の過ちに注意が必要です。



以上のように、三柱で看てみた場合、非常に女性的でおとなし目の命式であることから、芸能界であれだけ活躍できるには、時柱にもっと行動できる星が出ているものと思われます。

よって、推時を試みてみようと思います手(グー)

例えば、時柱に「官星」が出ているとすれば「財官印三宝の命」となりますぴかぴか(新しい)

これは、四柱推命学では一番良い星の並びになりますね。
地位名誉、財産に恵まれ、親族の中でも出世頭になる人が多くいます。

この場合、生時は申刻(15〜17時)か酉刻(17〜19時)となります。


時柱に「傷官」が出れば「印綬傷官格」となりますグッド(上向き矢印)

感受性が強く、学問・芸能方面に非常に才能があります。
五行に比肩星が強い方がこの星は良く働いてくれますが、五行に比肩星が弱い場合には、精神的にすぐ参ってしまいやすく、精神病になる場合もあります。

子供の頃からスポーツ等で精神面を鍛えておく方が良いでしょう。
基本的に頭脳労働向きですが、スポーツマンなどでも活躍している人も多くいます。

この場合は、生時は辰刻(7〜9時)となります。
更にこの場合、命式的には“印星の三土”ともなり、かなり強い印星です。

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上図は、榎木さんの大運表となりますが“逆行・10年運”となっています。

1984年、連続テレビ小説『ロマンス』でテレビデビューを果たし、以来舞台やテレビ、映画、ラジオ等あらゆる分野で活躍されるようになりましたが、大運「正官・冠帯」、流年「正財・長生」とまさに好運気でしたグッド(上向き矢印)

1995年から、フジテレビ系ドラマ『浅見光彦シリーズ』に主役の浅見光彦役として出演されましたが、大運「正財・帝旺」、流年「偏財・沐浴」とまずまずの運気。

1996年5月2日、女優の鈴木てるえさんと結婚されましたが、大運「正財・帝旺」、流年「正官・長生」とまさに結婚の運気と言えるでしょう。

1999年7月15日、榎木孝明さんに脅迫文書を送りつけていたとして、長野市の女性が脅迫容疑で逮捕されたという報道がなされましたが、大運「正財・帝旺」、流年「偏印・絶」となり、印星太過であまり良くありませんでしたバッド(下向き矢印)

2008/4/19、「オーラの泉」に出演されていますが、大運「食神・衰」、流年「印綬・長生」の運気となり、“精神性の探求”という「印綬傷官」的な傾向が出ています。

そして、今回の「30日間の不食」ですが、大運「傷官・病」、流年「偏財・衰」という運気でした。
ちょうど今年から、大運が「食神・衰」から「傷官・病」へ変わっており、より「印綬傷官」的な傾向が強まっている中、実行されたと言えるでしょう。


以上、簡単に榎木孝明さんの命式を看て見ましたが、生時が不明ではあるものの、大方、そのお人柄を説明できたのではないでしょうか?

実は、かく言う私も体調が何か不調になってきて、「このまま行ったら、やばいな」と感じた時には、よく2〜3日の断食(最近はファスティングと言うのがはやりのようですが…)をしていますので、断食の効果は実感していますグッド(上向き矢印)

ただ、3日を超える断食というのはしたことがないので、「30日間の不食」というのは、本当にすごいですね。いずれ、私も挑戦してみたいと思います手(グー)

ところで、3日を超える断食は、危険をともなう場合がありますので、必ず医師や指導者の管理の下、行うようご注意下さいexclamation


今回の榎木さんの不食の試みに関して、ネット空間等を見てみますと、「これのどこが"すがすがしい表情"なのか?」とか、「とても健康そうには見えない」とか、この試みを揶揄する人も多いようですふらふら

しかし、こういう批判的な人たちの大部分は、自身で実践した事なく批判している人たちであることは明らかです。

やはり、断食には、宿便等の毒だし効果や生命エネルギーを温存・強化する効果があるのは、私の実体験から言っても事実ですグッド(上向き矢印)

実際、野生動物は、自分の身体の不調を直す時、断食で直します。

食べると言う事は、思った以上にエネルギーを使うため、断食で内臓を休ませてあげることにより、健康を取り戻すと言う効果もあるのです。

西洋医学では一日三食食べることが健康の基本とされ、世間もその流れで来ていますが、現代ほど、肥満や慢性病が増加している時代はありません。

そろそろ、あなたも“健康のための不食”を、生活に取り入れてみてはいかがでしょうか?


断食(ファスティング)に関して、以下の本が参考になると思います。
きっと、「自分も挑戦してみよう!」と思われるはずですよわーい(嬉しい顔)



さらに突っ込んで言えば、江戸時代の観相家・水野南北は“飽食が運を悪くする”とまで、喝破していましたexclamation下記の本に詳しいです。




最後になりましたが、自身の体を通して、この“飽食の時代”に一石を投じられた榎木さんに敬意を表したいと思いますわーい(嬉しい顔)

与えよ、さらば与えられん
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posted by 田島明徳 at 02:46| Comment(0) | 四柱推命鑑定例

2015年05月04日

「方便により悟る」

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対面鑑定をしていると、その中で自分自身でも思いも依らないような言葉が、自動的に飛び出してくることが良くありますグッド(上向き矢印)

まるで何かに憑かれたようなというのも変ですが、本当に相手のことを考えて集中することによって“集合意識”みたいなものから降りてくるというか、“潜在意識”の広大な空間からやって来るのでしょうか?

「なるほど、そういくことか!」と自分で自分の言葉に感心してしまうことも、しばしばですひらめき


先日、けやきウォーク前橋での鑑定に、年に1、2度訪れてくれる青年がやって来てくれました。

彼に関しては当初、いわゆる“冬の運気”でかなり状況として厳しい感じでしたが、今年は流年が「食神」となり、ようやく好調な運気に入ってきたと言えるでしょうグッド(上向き矢印)

実際、当初はニートっぽい生活でしたが、昨年辺りから、本人の希望とはちょっと違う職種で非正規での仕事ですが、毎日通って大変ながらも続けているそうです。


「どんどん、良くなってきているんじゃない?それに、今年は女子とのいい出逢いがあるかもしれないよ。」と私。

「いつ頃ですか?」と彼。

「そうだなぁ、9〜11月位かなぁ。」

「どういう彼女と出会えますか?」

「そうだなぁ、○○君の日支が“偏財”だから、大らかで優しい感じの女子だと思うよ。ちょっと、ぽっちゃり系かもしれないけど。そういう娘、好きでしょ?」

「ええ、まあ・・・黒ハート

「なんか、矢継ぎ早にいろいろ聞いてくるけど、そういうような兆候はない?」

「いいえ、全く。家と職場を往復しているだけですから・・・。」

「ぎゃふんふらふら あのね、好運気の波というのは、ただ待っていれば自動的に乗れる類のものじゃないんだよね。例えばね・・・」

そして、私はこのようなことを語りだしました。

「例えば、それはサーフィンを趣味にしている人がいて、今日も海に出掛けましたと。そして、準備運動の後、サーフボードを抱えておもむろに海に入っていきましたるんるん

結構、今日は良い波が来ているようです。しかし、そのサーファーはボードに掴まったまま、波間をぷかぷか漂っているだけでしたと。

どう?これでそのサーファーは楽しめると思うかい?

いい波が来ている沖合いまで出て行って、パドリングしつつ波を捕まえて、その上でボードの上に立ってこそ、そのサーファーはスリルというか高揚感というか、非日常的な感覚を楽しむことが出来るんだよねグッド(上向き矢印)

熟達したサーファーだと、徐々にそのサーフボードの感覚が薄まってきて、海の上にそのまま立っているように感じられるんだって。

そのうちに空に溶け込む感覚がするようになり、最終的には太陽と一体になるという体感も得られるそうだよ。

だからね、好運気に入ったとしても待ってるだけじゃ、ダメなんだよね。」

話し終わって私は、「なるほどこれは良い譬えだな」と自分自身で関心してしまいましたひらめき

もちろん私にはサーフィンの経験はありません。ちょっとだけ、スケボーをやったことがあるくらいですわーい(嬉しい顔)


実際、鑑定に見えられる定年間近のお客様で、「今までの人生、全然いいことがなかった」と言われる方も間々おられるのですが、“大運”の流れを看てみますと既に好運気の時期は過ぎていたりしますバッド(下向き矢印)

そういう方は多分、考えすぎて行動に移せなかったのか、あるいは「まだまだ、これよりもいい波が来るさ」と安易な考えに流されてしまったのかもしれません。

私は敢えてそれを口には出しませんが、その場合、“大運”が悪いなりにも“流年”の良さに希望を見出して行くしかありません。

もっと早く、四柱推命の門を叩いて頂き、ご自身の運命の流れというものを知ってもらえたら良かったのにと思わずにはいられません。

前回の記事でも書いた、「知命立命」の話ですね。


また、その他にも彼が「すぐに飽きてしまって一つのことができず、いろいろなことに手を出してしまうんですよね。」というので、“虫眼鏡の実験”の譬えもしました。

これは、小学校でよくやるレンズによって日光の力を一点に集中すれば、紙を焦がしてしまう程のパワーが得られるんだという実験です晴れ

まさに、物事を成し遂げるには、一点突破するだけの“集中力”が必要なんだということを意味していると思います。


これらの“譬え”は一種の“方便(ほうべん)”と言えるのではないかと思ったりもします。

“方便”とは、本来、仏教の教えや実践が、むずかしくて一般の人々に理解しがたく、実行しがたいのを、真実の教えに至る前段階として、教化される側の宗教的能力に応じて説かれる教えのことを言います。

だから、一見、真実の教えとは無関係のような“譬え話”がされることがありますが、それはあくまでも、目的に対して利用される便宜的な手段、過渡的な方法でしかない訳です。

ですので後世、俗語に転化し、「嘘(うそ)も方便」などと言われることとなりました。


仏典では、“智慧あるものは方便によって悟る”とも言われていますグッド(上向き矢印)
“智慧者”は“方便”によって、その根底に隠された“真理”をも理解することができるということですね。

是非、あなたも智慧者であっていただきたいものですわーい(嬉しい顔)

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posted by 田島明徳 at 23:05| Comment(0) | 日記