
自身の公式サイトで、相手を「根が誠実な好青年」と紹介。
昨年8月に自殺した母で歌手、故・藤圭子さん(享年62)にも生前、彼の存在を報告し、喜んでくれていたことを明かしたそうです。
ヒカルさんは、公式サイトの冒頭で「近々、結婚することになります」と報告

「自分でも意外でちょっと笑ってしまいますが、相手はイタリア人の男性です。根が誠実で多くの友人に愛される好青年です」と紹介し、「ご家族は漫画に出てきそうな明るく賑やかな大家族です」とつづっています。
「喪中であるため、結婚を延期すべきか悩みましたが、母との最後の会話の中で彼の話をした際、『こんなにうれしそうな母の声を聴くのは何年ぶりだろう』と思うほど喜んでくれていたので」と告白。
藤さんが亡くなる前、イタリア男性との交際を直接報告していた事実も明かしました。
母が交際を歓迎したことが後押しとなり、「予定どおりに結婚を進めることにしました」と説明するヒカルさんですが、日本と海外を行き来する中で、今から少なくとも5カ月以上前にイタリア男性と知り合い、交際を始めたものとみられます。
関係者によると、妊娠はしていないとのこと。
ヒカルさんは、2002年に映像作家の紀里谷和明氏(45)と結婚するも07年に離婚。その後、8歳年上で日本人の画家と交際した時期もあったそうです。
( http://www.sanspo.com/geino/news/20140204/mar14020405070003-n1.html )
母親の故・藤圭子さんに関しては、このブログでも取り上げたことがあります。
その人生に負けずとも劣らない、波乱万丈の人生を歩まれている宇多田ヒカルさんですが、四柱推命的にはどのような背景があったのかと気に掛かり、生年月日を調べてみました。以下が、その命式です

一つ目の特徴としては、日柱干支が「丁未」となり、これは別名”天河水(てんがすい)”といわれますが、天に流れる河である「天の川」の様な星という意味です

この納音は急速な発展がありますが、運の安定の為には、高望みをせずに、着実に地に足を着けた歩みをすべきだとされています。
これは、奇しくも母親の故・藤圭子さんと同じ納音になります

しかし、同じ”天河水”でも剛の「丙午」に対して、「丁未」は柔であり、当たりが柔らかく、柔軟性があります。
この納音の人は物事に寛大で、男女とも慈悲の心が篤く、人望を得て世に出て成功する人が多いのですが、どうしても人生の波乱が多くなります。
若い時に苦労することもありますが、凶星に合わなければ中年より発展をします。
この納音は良くも悪くも命式の中で吉星・凶星の影響を受けやすい星です。
それで、失敗があると大きく裏目に出てしまい、また職業の移転、住居の移転が多く、早婚であると失敗しやすいものです。
“天河水”は五行に火が固まってはならないとされ、また五行に火を抑える水がないと、この星は暴れてしまいます。
二つ目の特徴としては、月柱・時柱の天干星の並びが「偏官」・「偏印」となり当流派では“官印両全の命”と呼んでいます。
これは「官星」の行動力と、それを活かす「印星」の思考力を併せ持つ、社会的に非常に伸びる形式です。
学問・芸能の世界でもその才能を発揮することができると言われています

女性の場合、中心星となる月上の天干星が「印星」の方が良いのですが、ヒカルさんの場合は「偏官」となっていますから、性格は男性的な感じで、非常に行動力があります。
しかも、年柱も「正官」で「官星」の二並びとなりますから、この傾向は更に強められます。
女性は社会性が強く職業婦人となり、また「官星」は“男性・夫”も表すので、複数の“男性・夫”という意味で、離婚再婚を繰り返す女性が多いものです。
しかし、ボーイッシュでカラッとしていて、めげない方が多いのも特徴です

三つ目の特徴としては、日柱干支の「丁未」と年柱干支の「癸丑」は冲尅の関係となりますので、月柱の“墓庫”が“冲開”します。
そうすると、その下にある「食神」が強力に作用するようになりますから、その象意であるところの“人気運・愛嬌”“エンターテインメント性”といったものが発揮され、まさに芸能界であれだけ活躍できる秘密となっていると思われます

ただし、これには吉凶の両面があり、時柱天干星の「偏印」と尅し合い“倒食”っぽくなってしまっています。

上図は、宇多田ヒカルさんの大運一覧表となりますが、これまでの、大まかな足跡と合わせて看て見ますと・・・
1998年、大運「正財・養」、流年「傷官・死」の時、12月デビュー「Automatic」。
1999年、大運「正財・養」、流年「食神・病」の時、ファーストアルバム「First Love」がCD売上枚数の新記録524万枚を突破する。セカンドシングル「Moving on without you」。
この時期は、大運に「財星」が出ていて、さらには「庚」はヒカルさんにとって“天徳星”であったため“倒食解除”となり、かなりの好運気でした

“倒食解除”の命式は“倒食”を解除するだけではなく、強く解除することによって、却って好命となることもあります。
中国では“生き馬の目を抜く”とも言われています。
2002年4月、大運「食神・長生」、流年「正官・建禄」の時、卵巣腫瘍の摘出手術を受ける。
同年9月、大運「食神・長生」、流年「正官・建禄」の時、紀里谷和明氏と結婚入籍。
大運が「食神」となったため、時柱「偏印」との間で“倒食”期間となりました。
しかし、ヒカルさんの四柱にある“巳・丑”、大運の“酉”の間で巳酉丑の“金局”となり、これにより「財星」が強化されたため、解除されているようですが、吉凶相半ばといった感じです。
2007年、大運「傷官・沐浴」、流年「比肩・胎」の時、紀里谷和明氏と離婚。
2009年、大運「傷官・沐浴」、流年「食神・墓」の時、「急性左部へんとう周囲炎」と診断され全米プロモーション活動にドクターストップ。
大運「傷官・沐浴」に変わり、「財星」の力が弱まったための“倒食”作用と思われます

2009年、大運「傷官・沐浴」、流年「正財・死」の時、音楽活動の無期限休止を宣言。
流年に「財星」が出て、また「庚」はヒカルさんにとって“天徳星”であるため倒食解除されていたものと思われます。
簡単に看て見ましたがこのように、ヒカルさんの今までの運勢傾向は、倒食⇔倒食解除のせめぎ合いで、明暗が分かれているようです。
そして、今回の再婚に関してですが・・・
2013年、大運「比肩・冠帯」、流年「偏官・帝旺」の時、イタリア人男性と交際。
2014年、大運「比肩・冠帯」、流年「印綬・建禄」の時、イタリア人男性と結婚。
流年の「官星」は女性にとって“男性・夫”を表しますから、出会い・交際の時期です

そして、今年の「印星」には“収穫・事の結末”の意味合いがあり、しかも旺相していますから悪い運気ではありません。
大運の「比肩」は“別れ・分離”の意味合いから、基本的には行運に巡った場合、良くないとされますが、生地・親元を離れたり、海外を拠点として活躍する分には良く働くこともあります。
今回、お相手の男性はイタリア人という事ですので、なるべく生活拠点を海外に持っていくようにすれば、良い結果に繋がることと思います

以上、簡単に宇多田ヒカルさんの命式に関して看て見ましたが、ある意味、波乱万丈の人生と、ハスキーな歌声は母親の故・藤圭子さん譲りのようです。
私もヒカルさんの楽曲は好きで、移動の車の中でかなり聞き込んだクチですので、是非とも、お幸せになっていただきたいものだと思います


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