多分これは、片方が“出発点が生命線と重なり、月丘へと向かう長めの知能線”、もう片方は“マスカケ線”なのでしょう

日頃の鑑定業務の中で、現在、四柱推命と手相を主に使用しておりますが、同じ一人の方の運命を看る訳ですから、どちらを使うにしろ、同様の結果が出なければそれは矛盾であると考えています

ですので、鑑定経験を積んできた中で、四柱推命命式と手相の相関関係も、粗方、分かってきたように感じています。
それは、手相を看るとその方がどんな四柱推命命式を持っているかが、大体、想像できると言うことです

今回も、それを検証してみる目的で、オノ・ヨーコさんの生年月日を早速、調べてみることにしました。
以下が、その命式となります(生時あり)。

命式の特徴としましては、日柱天干が「乙(きのと)」となっていますが、これは“天干従化”という看法によると“作傷官(なすしょうかん)”となります。
これは、天干星で言ったら「傷官」のような働きがあるということですから、当然、繊細な感受性を持っており、特殊才能で生きて行く方が多くなります

また、四柱の形式としては、年上天干星に「偏印」・時上天干星に「傷官」が出ていますので、「印綬傷官格」という形式となります(これは当流派での呼び名です)。
この形式は、非常に感受性が強く、学問芸能などの才能がある方が多いものです。
ということで、“片方が控え目で繊細な芸術家タイプ”というのはクリアーです

次に、月上天干星が「劫財」となっており、しかも十二運が「帝旺」と極旺となっています。
「劫財」には、“強気の失敗”という意味合いがあり、ネアカで大風呂敷を広げる所がある・大胆な行動力がある等の特徴があります(当流派では、日柱天干の陰陽により「劫財」・「敗財」を分けておりますので、ご注意を)。
また、月柱を30〜40代という看かたもできますので、ビートルズのジョン・レノンさんと33歳で出会い、36歳で結婚し、一躍、世に出たというのと一致します

また、五行図を見て頂きますと、自我・個性を表す「比肩星」の所に星が4つ固まり、大過していることが分かります(3つ以上を大過と看ます)。
ということで、“もう片方は大胆な革命家タイプ”というのもクリアーされました

ただ、残念なことにどちらが右手で、どちらが左手か記載されていませんでしたので、それらの情報があれば、さらに詳しく考察できたものと思われます。
オノ・ヨーコさんといえば、夫であった元ビートルズのジョン・レノンさんを外す訳には行きませんので、早速、生年月日を調べてみました。
以下が、その命式となります(生時不明)。

特徴としましては、オノ・ヨーコさんと同じで日柱天干が「乙(きのと)」となりますから、繊細な感受性を持っており、特殊才能で生きて行く方が多くなります。
「傷官」・「正官」の並びですから、品がよく貴公子的な星ですが、なかなか頭の切れる人が多い形式となります。あまり冗談をいったりする星ではなく、生真面目です。
ある意味、オノ・ヨーコさんとは“似たもの同士”であり、気が合う面が多分にあったのでしょう

ただし、ジョン・レノンさんは五行図において「比肩星」が男性としては少なくなっており、オノ・ヨーコさんが大過ということで、逆に、五行のバランスが取れて良い相性だったのではないかなと思います。
非常に、才気溢れるジョン・レノンさんでしたが、残念なことに1980年12月8日の夜、帰り着いたアパートの前で暴漢の凶弾に倒れ、40歳の若さでこの世を去ることとなってしまいました。
実は、上掲の命式はこの年のものなのですが、五行図において「金」の五行が非常に大過しており、「乙」日干のジョン・レノンさんにとっては“金尅木(きんこくもく)”の最も激しい尅を受ける年回りでした

それにより、拳銃の弾丸という「金」により命を落とすこととなってしまいました。
ジョン・レノンさんの楽曲は、死後もなお光を放ち続け、現在の私たちに多大な影響を与え続けているのは、皆さんもご存知の通りです

また現在、81歳となるオノ・ヨーコさんですが、TwitterやFacebookなども積極的に活用し、その年齢を感じさせない程、精力的に活動されているそうです

オノ・ヨーコさんの活動に関しては、賛否両論あるようですが、それも今回看てみたように個性の強さが成せる業だということです。
私も、そのバイタリティーを是非とも、見習いたいと思います


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