
インターネットの広告事業やネットでおカネを稼ぐ方法を教える情報商材ビジネスで年商50億円、月収数億円(自称)を稼ぐ「ネオヒルズ族」として、わが世の春を謳歌(おうか)していた与沢さんですが、4月26日、突如Facebook上で、「資金が完全にショートした」と懺悔(ざんげ)することとなってしまいました

しかしながら、アメブロのアクセス数が総合1位になるなど、大きなニュースになる中、与沢さんが「秒速ショート」の詳細を語っています。
六本木ヒルズから新宿の公園へ――、転落は秒速を超えていた。
「弊社のお客様からの入金などを担当していたカード決済代行会社が、突然倒産したと言ってきた。そこに入ってくる売り上げを支払いに回す計画だったので、その瞬間、『死んだな!』と悟りました。
どう考えても怪しい倒産で、弊社のカネを持ち逃げしている可能性もある。なんとか債権を取り戻さなければ......」
毎晩100万円を飲み代に費やし、小銭はジャマだからゴミ箱に捨てる。長野でソバを食うためにヘリコプターをチャーターし、芸能人やセレブたちと競い合ってカネを遣(つか)う――
色と欲にまみれた日々は、与沢氏の目を曇らせていた。
「まったくもって経営者失格だったんです。役員が勝手に20代の女の子を月50万円で雇ったり、会社のカネで株の学校に通ったり、僕が買ったブランド品をこっそり質屋に流すやつがいたり......
会社とは名ばかりの無法状態に陥っていた」
そう言って与沢氏は童顔を歪(ゆが)めた。
(http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140509-00010000-friday-ent)
ただし、事業は継続し残債を全て支払うとしているとのことで、今後に向けての決意の程を、こちらで語っています。
【概略】
2013年8月期決算の法人税、住民税、及び事業税2億5千305万の支払いのうち約1億1千万円並びに2012年8月期の修正申告分の税として8940万7200円を追加で計約2億円支払い、並びに2014年8月期決算予定納税の一部を支払い、フリーエージェントスタイルの資金が完全にショートしました。
そのため、今日時点において、既にフェラーリ、ロールスロイス、ベントレー3台を売却し、住宅なども全て解約しております。
また、今の資金量に照らし会社全体に膨大な経費がかかっており、返済余力が今後生じないと判断し、月額500万円の固定家賃削減のため、フリーエージェントスタイル本社の黒崎ビル(六本木4−1−4)を4月30日付けで退去致します。
今後は、西新宿のアイランドタワー41階別のグループ会社内に移転し、FASともどもグループ全体の再建を図っていきます。
なお、フリーエージェントスタイルは破産せず、残額の税等を全て支払うため、最後まで諦めず、少数ながら私の独力を中心に、事業を継続致します。
滞納1億超ということで国税から管理を受けており、現在連絡を取り合い、支払いを継続しております。
(http://ameblo.jp/yozawa-blog/entry-11834514071.html)
幼少期は、祖父母の経営する旅館でお手伝いをし、伝票の付け方や接客を学び、中学生時代から、商売に目覚め、高校生の時には月収150万円を稼ぎ出したこともあるそうです。
大学3年になり、ホリエモンを知ったことをきっかけに、当時、経済産業省が主催するビジネスコンテストにエントリーして数千名の応募から3名しか選ばれない優秀賞を受賞しました

優秀賞をきっかけに、年商120億円の社長のかばん持ちをすることになり、弁護士になるか起業家になるか非常に悩んだあげく、過去の事例に評価を加えていく法律家よりも未来をつくっていく起業家を選択したとのこと。
2006年、エスラグジュール株式会社を設立。わずか3年半で月商1億円を超えるネット通販会社に育てましたが、2011年に倒産

しかし、現在のインターネットビジネスで、倒産後半年に関わらず個人で5億円を稼ぎ出すことに成功しています

そんな、いかにも商売することに宿命付けられた与沢さんですが、四柱推命的にはどのような背景があるのかと気になり、早速、生年月日を調べてみました。
下図が、その命式となります(生時不明)。

一つ目の特徴としては、日柱干支が「戊戌(つちのえいぬ)」となり、これは別名“平地木(へいちもく)”といわれています。
「平地木」は原野に樹木がすくすくと育つという意味になります。
四柱・五行さえ良ければ、どんどん杉の木が伸びて行くような、非常にすっきりしたものが出て来ます。
「平地木」の人は俗に言う悪運が強い星です。即ち運気は力強く発達すると言う意味となります

十二運は「墓」は若いときには苦労がありますが、やがては納音が「平地木」なので、運気は発展します。
一見地味なようですが、内面に頑固な面があります。
また、「戊戌」は「魁ごう」となります。
「魁ごう」日生まれで、身が旺ずる人は運気が強く、社会的には事業家として大きく発展し、性格は聡明で、文章力があり、諸芸はよく神に通ずと言われています

さらには、果断で進取的であるともされます。
しかし、この「魁ごう」は、有名を馳せれば事故などで死亡する事が有るとも言われる特殊な星です。
女性にあるよりも男性にある方が生命的な凶作用が出やすいのですが、四柱如何によっては、女性でも生命的な凶作用を表すこともあります。
また、「魁ごう」の人は、目がきつかったりと目に特長がある人が多いものです。
実際、与沢さんのブログ等、読んで見られると分かりますが、非常に文章力がありますね

これなどは、将に「魁ごう」の証であろうと思われます。
二つ目の特徴としては、月柱・年柱の並びが「傷官」・「偏財」となり、この「傷官」に「財星」が並ぶ形式を当流派では“傷官生財格”と呼んでいます。
この並びは、“無から有を生み出す”という意味があり、財運と商才に恵まれます

目先がきき、損か得かの観念が発達している星で多くは商売や営業を好みますが、五行に比肩星が大過していると、自信家の為に、結局財を流してしまいやすくなります

実際、与沢さんの五行図を見てもらえると分かりますが、「比肩星」のところの星の数が3個と、大過ではありませんが多いですので、“結局財を流してしまいやすい”傾向にあることは確かでしょう。

上図は、与沢さんの大運表となります。
2011年、アパレル関連の通販事業で一度、倒産されていますが、大運「偏官・長生」、流年「傷官・沐浴」という「偏官」と「傷官」という、最も尅し合う力の強い年に起きた出来事でした。(また、“荒れる運”の「沐浴」でもあります。)
通常、「官星」の運気は“仕事、社会的地位・名誉”を表すわけですから、良い運気と考えること普通です。
しかし、与沢さんの場合、日干が“土(戊・己)”となっており、「傷官」は“金(庚・辛)”となります。
この場合、「傷官」が“金”・「官星」が“木”となり、“金尅木”の最も激しい尅となってしまうため“官去って吉”と言われているのです

その後、インターネット関連事業で再興を果たされた訳ですが、2012年の流年「偏財・冠帯」、2013年の流年「正財・建禄」と財星が旺相しており、“秒速で1億円稼ぐ”と我が世の春を謳歌するには最高の運気だったといえるでしょう

そして、今年(2014年)の運気は、大運「偏官・長生」、流年「偏官・帝旺」とダブルで「偏官」が並び、しかも旺相しています。
これらは、先程も述べたように、与沢さんの中心星である「傷官」と猛烈に尅し合いますから、今回のような“大トラブルの発生”ということになってしまいました

しかも、「官星」には“国家権力”という意味合いもあり、これは“国税局”に踏み込まれたという出来事と一致しています

以上、簡単に看て見ましたが、生時が不明のため不確定な要素は多いものの、与沢さんのこれまで辿ってきた人生に関して、粗方、解き明かせたのではないかと思います。
さて、そんな与沢さんですが、オフィシャル・ブログで次のようにも述べています。
「私は、身勝手ですが、自分の想像しうる欲は全部経験させてもらって、煩悩ってどういうものなのか自分なりにわかりました。
永遠に欲は満たされないし、繰り返されるだけなので、欲のど真ん中にいて、それを行動原理にしても辛いだけですね。
欲のセンターピンからずれて生きてた方が幸せです。
そして、今は飾らなくていいので、非常に楽になりました。
ご迷惑をおかけしました。」
仏教でも、煩悩というものは“底の抜けた器に、水を満たそうとすること”と同じで、永遠に満たされることの無いものだと言われています。
まさに、一握りの人しかできない貴重な経験をされたようです。
しかしながら、今までの与沢さんは、お金を“稼ぐ能力”は非常に持っていたけれど、それを“管理する能力”に関しては、いま一つであったと言うことができるでしょう。
それらを、実体験から痛切に味わった与沢さんの、今後の復活ならびにご活躍を期待したいと思います


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