2012年11月18日

女優の森光子さん死去

芸術座公演「放浪記」2000回を達成し、国民栄誉賞、文化勲章を受けた国民的女優の森光子さんが10日、肺炎による心不全のため都内の病院で亡くなったそうです。92歳でした。

今年9月に入院し、静かに眠るように息を引き取ったということで、14日に密葬を済ませた直後に公表したとのこと。
これは森さんの遺志で、後日、本葬を行うそうです。

80年近くも舞台、ドラマ、映画で第一線を歩き、昭和・平成を代表する国民的女優の死に各方面から悼む声が寄せられています。


戦時に向かう日本で、森さんの芸能界への道は決して平坦ではなく、大変波乱に満ちたものでしたふらふら

いとこの嵐寛寿郎さんの縁で14歳で映画に初出演。
1941年に歌手を目指して上京、東海林太郎さんらの歌謡ショーの前座を務めました。
戦時中は軍慰問団に動員され、中国などへ赴きましたが空襲により命を失いかけたことも。
戦後は重篤な結核を患いましたが、52年に復帰、喜劇女優として関西で活躍しました。

58年に東宝の重役、菊田一夫さんに見いだされ、再び上京。
61年に林芙美子原作、菊田作・演出「放浪記」の主役の芙美子役に抜擢され、リアルで彫りの深い演技が高く評価されました。
舞台は大ヒットし、90年には、単独主演舞台の最多記録をうち立てることとなります。

テレビではホームドラマに「お母さん」役で数多く出演。
70年に始まった「時間ですよ」(TBS系)では、しっかりもので気が利く銭湯のおかみさんを演じ、高視聴率を記録しました。
持ち前の明るさと機知で「3時のあなた」(フジテレビ系)やNHK「紅白歌合戦」での司会も務めました。

そして、61年に「放浪記」で芸術祭文部大臣賞、91年に都民文化栄誉章、98年文化功労者、俳優生活70周年の2005年に文化勲章と朝日舞台芸術賞特別賞、09年に国民栄誉賞を受賞されましたグッド(上向き矢印)


私個人としては、「時間ですよ」等のテレビドラマでのおかあさん役の印象が強かったですねわーい(嬉しい顔)
実際、山岡久乃さん・京塚昌子さんらとともに日本を代表する「お母さん」女優としてその人気は不動なもので、まさに『日本のお母さん』と言える存在だったと思います。


そんな森さんの波乱万丈な人生の謎を解明できないかと思い、早速、生年月日を調べて見ました。
下記が、森さんの命式となります(生時不明)。

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一つ目の特徴としては、日柱干支が「丁卯」でこれは別名”炉中火(ろちゅうか)”と呼ばれ、これは天と地に火の竈(かまど)を生じて、全てのものが初めて活動するところからこの名前が付くもので、概して良い納音です。

十二運が「病」となることから、親との縁が薄いか、親があっても頼りにならないことが多く、だいたい親元を早く別れて、中年より安定して運気が活発になります。
一般的に、この運の人は体が弱い人が多いので、健康には注意が必要となります。
しかし中年以降、晩年にかけては健康は回復し、そればかりではなく運命的な強さがあります。
女性に良いとされ、今は苦労していても、耐え難きを耐えて行けば、中年以降に発展します。

実際、森さんの実家は京都・木屋町二条下ルで割烹旅館『国の家』を経営していましたが後に倒産し、13歳で相次いで両親を亡くされています。
また、1949年には肺結核と診断され、約3年間芸能活動を休止、京都山科において闘病生活を余儀なくされました。

その後、森さんは70歳を過ぎたころから、当時大リーガーだった野茂英雄氏が通ったスポーツジムに通い、毎日欠かさず150回のスクワットを行い、自転車型トレーニング器具をこぐなど体力づくりに励み、「放浪記」で87歳まででんぐり返しを披露し続けたそうですグッド(上向き矢印)


二つ目の特徴としては、月柱・年柱の並びが「偏財」・「正財」となり、同じ財星の二並びとなっています。
この並びを当流派では”多財身弱”と呼んでいます。
これは、どちらかというと女性的でやさしい星である財星が、過多であるという意味合いです。

財星には”金運”のほかに”家庭性・やさしさ”の意味がありますから、どうりで『日本のお母さん』という名称がピッタリですねわーい(嬉しい顔)

”正・偏”取り混ぜてあるほうが、硬軟使い分けられ融通も利きますの女性には良い並びと言えるでしょう。

また、その下の十二運(地支星)の並びが「帝旺」・「沐浴」となっています。
これらはともに、社会的に出て行くエネルギーは大変強いものを持っていますが、”荒れる”という象意も含んでいます。
ですので、森さんの人生も大変”波乱万丈”であったと、言えるかと思います。


さて、森さんの今年の行運を鑑てみますと、大運「正官・沐浴」、流年「正官・衰」という”荒れる”感じの運気ですし、五行図を看ても「官星」のところの星の数が大変多くなっています。(五行図の見方に関して詳しくはこちら。)

もともとの四柱本体には「官星」があまり無いところに、この「比肩=自分自身」を尅するところのエネルギーが強まることによって、逝去されるという結果となってしまいました。

一時代が過ぎ去ってしまったという哀悼の意を表するとともに、森さんのご冥福を心よりお祈りしたいと思います。

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posted by 田島明徳 at 17:48| Comment(4) | 四柱推命鑑定例
この記事へのコメント
こんばんは。
つい最近まで元気に活躍されていたのに - - - - 森光子さんの他界は大変残念でした(涙)
現役女優として、100歳は超えて欲しかったです。
ところで、田島先生から見て、長生きとか若返りのために、役立つアイデアが何か有りましたらワンポイント教えてもらえますか?
Posted by 暇ら屋1000人 at 2012年11月23日 00:42
古来、中国には五術というものがあり、それは何かというと「命・卜・相・医・山」と言われるものです。
長生きするためには私個人的には、”山”の実践が必要不可欠であると思います。
”山”とは何か簡単に言うと、仙道の実践のようなもので、食養生・呼吸法・瞑想・武術などを含みます。
これらで、内気を鍛錬していくことが必要でしょう。
また、四柱推命的には最晩年運を表す”時柱”に良い星が出ていることが必要かと思います。
ちなみに、四柱推命は五術のうちの”命”に当たります。
Posted by 田島明徳 at 2012年11月23日 12:09
アドバイス、どうもありがとうございます。
武術といえば、少しだけ練功十八法と太極拳を学んだことが有ります。
最近は、余りやっていなかったので、思い出しながら鍛えて行こうと思います(^O^)!
Posted by 暇ら屋1000人 at 2012年11月24日 19:27
それは、すばらしいですね!
頑張ってください。
Posted by 田島明徳 at 2012年11月24日 22:15
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